東京いのちのポータルサイト

大学生のためのチェックリスト


アパート探しのチェックリスト

■■■■■建築年代:1981(昭和56)年をチェック!■■■■■

【木造建物】

1981年以前に建った

−50点

ただし耐震診断・耐震補強で1.0以上

20点

1982年〜2000年に建った

10点

ただし耐震診断・耐震補強で1.0以上

20点

2001年以後に建った

30点

【鉄筋コンクリ−ト・鉄骨】

1981年以前に建った

−30点

ただし耐震診断・耐震補強で0.6以上

30点

1982年以後に建った

30点

 1981年(昭和56年)に耐震基準が変わった。
 1981年より新しい建物の方が、耐震性が高い場合が多い。1981より前の建物の場合には、耐震診断や耐震補強をしたかどうかをチェックしよう。

が目安。鉄筋コンクリートだから大丈夫とか、鉄骨だから大丈夫とだけ答える場合には要注意。特に、古い建物の1階は相当危険だ。

■■■■■構造:建物のバランスをチェック!■■■■■

1階が駐車場や商店で壁が少ない

−20点

1階や2階よりも上階が大きいなど奇抜な形

−10点

5階以上の高層階の部屋

−20点

どれにもあてはまらない

5点

 建物のバランスが悪いと激しく揺れる可能性が高い。
 阪神・淡路大震災では、1981年以後の鉄筋コンクリートでさえも、1階が柱だけで壁がない建物の10%が壊れた。
 高層の建物は長周期地震動で大きく揺れやすい。1階が震度5強なら20階では震度6強か7になる可能性がある。
 ついでに高層の建物は、エレベーターの閉じ込めにも注意。

■■■■■地盤:固さを古地図や地名でチェック!■■■■■

昔から家屋があった固い地盤や丘の上

20点

海、池、河、津、江、洲、沼など 「さんずい」のついた地名

−10点

川、谷、窪、久保、堀、田、橋のついた地名

−10点

埋立て地、傾斜地や海、川の側

−10点

  1. 同じ建物でも地盤によって揺れ方が違う。溜池や谷筋、田、埋立地は揺れやすく液状化の危険も大きいので避ける。
  2. 大都市は「さんずい」や谷、窪、田、橋のついた地名ばかり。駅に近くて便利な場所ほど危険であることが多い。
  3. 傾斜地は土砂崩れの危険がある。海辺や川沿いでは津波、高潮の危険。また、低地は、洪水や豪雨のときに冠水しやすい。低いところには住まないほうが安全だ。
  4. 地盤を知るには図書館で昔の地図を調べるか、市役所のホームページなどでハザードマップを確認すると良い。

■■■■■まち:危険度・安全度をチェック!■■■■■

救急車や消防車が入れない狭い道路に面した建物に住む

−10点

周囲に古〜い木造住宅が密集している

−10点

普段通る道に古いブロック塀が長〜く続く

−10点

病院や交番が近くにあって安心

5点

公園や学校など避難場所が近い

5点

 救急車や消防車が入れない道路では、万一のときに大変だ。自分の住む家は安全でも、ご近所から火が出てしまうと延焼火災の危険がある。
 また、古いブロック塀は地震に弱く倒れることがしばしば。

アパート暮らしのチェックリスト

■■■■■部屋:室内をチェック!■■■■■

1メートル以上の高さの家具がある

−10点

でも、突っ張り棒で止めている

5点

突っ張り棒以外でしっかりと止めている

10点

寝室にテレビがある

−5点

でも、しっかりと止めている

3点

家具の上に重い置物を乗せている

−5点

吊り下げ型の照明を使っている

−5点

窓や食器棚のガラスに

飛散防止フィルムを貼っている

8点

安全性の高いガラスを使っている

8点

何もしていない

−5点

 最近の新潟中越地震など、震度6級で揺れた地域は、8割の家庭で家具類が室内に激しく散乱し、けがの原因の約6割を占めている。
 特に古い家や高層階は激しく揺れる可能性が高いので、家具類には十分な対策が必要。

  1. 1メートル以上の背の高い家具(衣装たんす、本棚、食器棚など)は、非常に倒れやすい。少なくとも、家具の下にベニヤ板など転倒防止板をかませて、壁にたてかける。適当な板がなければ、とりあえず新聞、雑誌でもよい。
  2. 重心を下にする。本棚は大きくて重いものを下に置く。衣装たんすの上には、タオルなどできるだけ軽いもの入れる。もちろん、本棚やたんすの上には、花瓶や人形ケースなど重いものを置かない。
  3. 寝室を安全にする。高い家具をおかないのがベストだが、やむを得ないときは家具の前ではなく、横に寝るようにする。
  4. テレビやオーディオは、ガムテープを丸めて両面テープのようにして4隅を固定するとよい。それでも、テレビなどは飛ぶ可能性があるので、逃げる時間が少し増える程度。

■■■■■避難:安全に素早く逃げられるかチェック!■■■■■

枕元にいつもホイッスルがある

2点

スリッパや靴がいつも枕元にある

2点

懐中電灯がいつも枕元にある

2点

 

でも電池は減るので抜いてある

−2点

携帯電話がいつも枕元にある

1点

でもいつもバッテリの残量が少ない

−1点

だから乾電池式の充電器を持っている

1点

携帯にラジオやワンセグの機能がない

−3点

機能はあるけど使ったことがない

−1点

災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板を

使ってみたことがある

3点

でも家族や友人は使ったことがない

−3点

緊急地震速報が出たときの訓練をしたことがある

3点

 洪水になったり、地震で家が傾いたり、ご近所から出火したりして避難しなければならないときもある。特に、夜の避難は大変だ。そのときに備えておきたい。

  1. 人生の3分の1はお布団の中。寝ているときの避難をまず考えよう。窓ガラスが割れたり、部屋の中のものが散乱したとき裸足では大けがをする。枕元にスリッパをおいておけば便利だ。
  2. 大災害では必ず停電するので、懐中電灯で必要なものを探したり、安全な避難路を進もう。
  3. 逃げるのが間に合わなくて、建物や家具の下敷きになったときに助けを呼ぶためホイッスルを準備しておこう。
  4. 災害時は水よりも食料よりも情報が重要だ。停電時に正確な情報を得るには、やはりラジオが役立つ。最近はケータイ電話にラジオがついていたり、ワンセグがついているのでうまく活用できるようにしておこう。
  5. 災害になるとケータイ電話はまずつながらない。メールも通じない。こういうときに、家族や仲の良い友人とは「災害用伝言ダイヤル171」で連絡が取れるようにしておこう。毎月1日に開設されるので、ぜひ練習してみて。

診断結果

80点以上
合格っ!おめでとう!

60点〜79点
もう少し頑張ろう!

0点〜59点
残念っっ!

0点以下
げっ・・・

 みんなの一日の行動を振り返ってみて。
 アパートにいるとき、通学しているとき、学校やアルバイト先、食事中、睡眠中・・・地震が起きても大丈夫?
 小さな地震のたびに、改めて点検を。

キャンペーンページへ戻る

▲ページの先頭へ