「第4回日本耐震グランプリ」開催報告
2010(平成22)年11月11日(木曜日)10:00〜17:00、「第4回日本耐震グランプリ ―「まち場」から進める耐震化・家具固定(第12回都市防災推進セミナー)」を実施しました。
基調講演・報告
午前中は、財団法人日本都市センター理事、天川隆氏の開会挨拶に続き、総務省消防庁国民保護・防災部防災課長、横田信二氏の基調講演「地震防災対策」をお聞きすることができました。
「第4回日本耐震グランプリ」表彰式典
午後は東京いのちのポータルサイト理事長の瀧澤一郎氏の挨拶に続き、日本耐震グランプリ表彰式典と5組の入賞者報告が行われました。
「第4回耐震グランプリ」のグランプリ受賞者は、 「利用者目線の耐震促進と助成制度を行政と共に創る」(社団法人東京都建築士事務所協会足立支部)で、賞金30万円が授与されました。
優秀賞には、
の2団体が、選考委員特別賞には、
の2団体が選ばれました。
※「第4回日本耐震グランプリ」の応募要領や選考方法などは「第4回日本耐震グランプリ参加者募集!」をご覧ください。
パネルディスカッション「”まち場”から進める耐震化・家具固定」
午後は、東京いのちのポータルサイト理事長の挨拶で始まりました。
パネルディスカッションでは、首都大学東京の中林一樹氏をコーディネーターとしてお迎えし、
- 東京大学教授 目黒公郎氏
- 東京大学附属地震研究所特任研究員 後藤洋三氏
- NPO法人暮らしと耐震協議会理事長 木谷正道氏
- 危機管理アドバイザー 国崎伸江氏
- 第4回日本耐震グランプリ受賞者
東京都建築士事務所協会足立支部副支部長 松崎孝平氏
により、「”まち場”から進める耐震化・家具固定」についてのディスカッションが行われました。
最後に財団法人全国市有物件災害共済会常務理事岡本雅博氏の閉会挨拶で終了しました。
耐震・くらしの防災展
会場では「耐震・くらしの防災展」として、耐震・家具転倒防止・緊急地震速報・防災用品などの製品や工法、企業の紹介パネルやカタログ等が展示されました。
利用者目線の耐震促進と助成制度を行政と共に創る
ケーブルテレビ
による啓発活動
足立区方式とも呼ばれる「耐震診断」「補強設計」「概算見積の3点をセットにして利用者に提示するワンストップサービスです。この結果他の自治体と比べても多くの実績を継続的に上げる事ができています。
こうした結果が耐震補強実績だけでなく、家具転倒防止についても効果を上げた。前年の4件が21年度は310件と爆発的な変化をもたらした。これらの実績は現場の声を行政に届けて、より有効な制度への改善が結びついたものです。
東京都建築士事務所協会 足立支部
包帯工法(SRF工法)
2階理科室の
補強の様子
ポリエステル製のベルトやシートを無溶剤接着剤で、コンクリート構造物の柱や壁、あるいは木造建築の接合部や軸組などに貼り付けて補強する耐震補強工法です。
包帯補強(SRF工法)は公的機関の評価を受けた簡単・迅速で安価な耐震補強工法です。既に660件以上の実績があり、柱5400本、壁150枚に達しております。最近では庁舎、学校等の公共施設に多く採用されています。
構造品質保証研究所株式会社
防災ガラス(合わせガラス)
防災ガラスの
破壊実演
防災ガラスは、2枚のガラスの間に強靭なプラスチックの中間膜が圧着されている合わせガラスです。(自動車のフロントガラスと同様)強い衝撃で万一破損しても、ガラスが窓枠から割れ落ちたり鋭い破片が飛び散ったりしませので怪我から人々を守ります。破損しても窓枠にとどまり、雨風や侵入者から室内を守るので避難する必要も減ります。
震災事例では、窓ガラスの脱落飛散による被害が多く、指定避難場所でさえガラスが割れ落ち使用できない地域もありました。旭硝子では企業の社会的責任として、被災時でも安心安全な防災ガラスの普及を目指します。
旭硝子株式会社ガラスカンパニー 日本・アジア本部
一斉連絡・安否確認システムASP配信、緊急地震速報ASP配信、防災コンサルティング
緊急地震速報配信から防災コンサルティングまで、トータルサポートいたします。
日本ミクニヤ株式会社/安全・安心サポート株式会社
免震性多目的防災貯水槽「MBSシステム」
「いのちの水」を地下に大切に貯え、災害に備えます。
大地震のときも独自の免振性能により、しっかりと「いのち水」を守る「MBSシステム」を開発しました。都市災害時の水問題解決の切り札としてご提案いたします。雨水貯留浸透技術協会認定。
物林株式会社/株式会社IHIインフラシステム
リフォーム・耐震改修工事
次世代耐震リフォーム
MGEO-R
(在来木造住宅用)
「安全・快適で環境を重視した家づくり」や「ストック住宅の付加価値向上(安全・快適・意匠)」を念頭に若手を育成し、営業活動を行っている。
トータルリフォーム提案に必ず耐震工事をあわせて行うよう、一般の方々に告知して安全なストック住宅の確立に向け、地道な活動を行う。
ミサワホームイング株式会社
半田市岩滑区のモデル事業等
アイワン工法は、外から施工が可能でかつ安価であることから、耐震改修工事費を大きく引き下げることが可能である。
アイワン工法は講習を受ければ誰でもが使用でき、愛知県、兵庫県、大分県などの補助対象となっている。短時間で安価に工事ができることから耐震改修の普及に寄与できる。
アイワン研究会
ラップポン事業部・福祉用具販売
「きれい」「かんたん」「におわない」を実現した介護用トイレ。排泄物をラップで包み込む『ラップポン』
■介護用トイレ(いすタイプ)の『ラップポン』の特性
- 新開発の5層構造の防臭フィルム使用排泄物を密閉、臭い防止
- 排泄物を一回毎にラッピングし、ラップポン本体下部の引き出 し部分より取り出す形式を採用
- 面倒な洗浄等の作業を省略
- 専用の凝固剤「カタメルサー」は、「おから」と「茶カテキン」で出来ている環境型商品
- ラップ済みフィルムは、オムツ同様処理が可能廃棄も簡単
日本セイフティー株式会社/株式会社新興製作所
※パンフレットの掲載順に掲載しています。
「耐震・くらしの防災展」のパンフレットダウンロード(PDFファイル 372KB)
問い合わせ先
財団法人日本都市センター 管理部庶務課
メール:kanri@to
shi.or.jp
所在地:東京都千代田区平河町2-4-1
電話番号:03-5216-8764・8763 / ファクス:03-3265-8223
東京いのちのポータルサイト事務局(担当:寿乃田、鍵屋、小田)
お問い合わせ:耐震グランプリに関するお問い合わせフォーム
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿6-7-1エルプリメント新宿209
電話番号:080-5544-1500 / ファクス:03-5913-7251