「第2回 日本耐震グランプリ」開催報告
2008年11月4日(火曜日)10:30〜17:00、「第2回日本耐震グランプリ ―耐震がつくる安心安全な地域社会(第10回都市防災推進セミナー)」を実施しました。
基調講演・報告
午前中は、全国市長会事務局次長の木内喜美男氏の開会挨拶に続き、総務省消防庁防災課長である飯島義雄氏の基調講演「地震防災対策」、レスキューナウ特派員の冨田雪(きよむ)氏による「四川地震報告」、東北工業大学教授の田中礼治氏による「岩手・宮城内陸地震報告」をお聞きすることができました。
「第2回日本耐震グランプリ」表彰式典
午後は東京いのちのポータルサイト理事長・衆議院議員の安井潤一郎氏の挨拶に続き、日本耐震グランプリ表彰式典と5組の入賞者報告が行われました。
「第2回耐震グランプリ」のグランプリ受賞者は、
の2団体。
それぞれに、内閣総理大臣賞と賞金15万円が授与されました。
優秀賞には、
- 環境と耐震に配慮した「ア・ラ・イエ」のリファービッシュ住宅(東京急行電鉄株式会社)
- 「かぐてんぼう隊」&「おしゃべり隊」で地域コミュニティづくりを目指した家具類転倒防止施工の取り組み(わがやネット)
- 自治体と建築士事務所協会協働の住宅耐震化推進(東京都建築士事務所協会足立支部)
の3団体が選ばれました。
このほか、選考委員特別表彰として、次の団体が表彰されました。
※「第2回日本耐震グランプリ」の応募要領や選考方法などは「第2回日本耐震グランプリ参加者募集!」をご覧ください。
パネルディスカッション「耐震がつくる安心安全な地域社会」
パネルディスカッションでは、NHK解説委員の山崎登氏をコーディネーターとしてお迎えし、中林一樹氏(首都大学東京教授)、小川富由氏(国土交通省審議官)、 第1回日本耐震グランプリ受賞団体の代表である木谷正道氏(平塚・暮らしと耐震協議会理事長)、第2回日本耐震グランプリ受賞団体の田中礼治氏、柴田いづみ氏により、「耐震がつくる安心安全な地域社会」についてのディスカッションが行われました。
最後に、東京いのちのポータルサイト副理事長の後藤洋三氏(富士常葉大学附属環境防災研究所特任研究員)から、「高層住宅における家具類固定の促進に関する提言」が発表されました。
※提言の内容については、高層住宅における家具類固定の促進に関する提言と家具等の転倒防止についてのアンケート集計結果をご覧ください。
最後に全国市有物件災害共済会常務理事の楢崎雄二氏の閉会挨拶で終了しました。
耐震・くらしの防災展
会場では「耐震・くらしの防災展」として、耐震・家具転倒防止・緊急地震速報・防災用品などの製品や工法、企業の紹介パネルやカタログ等が展示されました。
セコム・ホームセキュリティ
家庭向けの防犯システム。火災・非常通報サービスも標準装備
『ほんとうの「安心」はここにあります。』
ひと口にセキュリティといっても、お客様によって求められるものは、さまざまです。
そこでセコムでは、さまざまなライフスタイルに対応するセキュリティプランをご用意。あなたが探している「安心」はここにあります。
セコム株式会社
SRF工法
ポリエステル製のベルトやシートを無溶剤接着剤で、コンクリート構造物の柱や壁、あるいは木造建築の接合部や軸組などに貼り付けて補強する耐震補強工法です。
SRF工法は公的機関の評価を受けた簡単・迅速で安価な耐震補強工法です。
既に300件以上の実績があり、柱3600本、壁33枚に達しております。
最近では庁舎、学校等の公共施設に多く採用されています。
構造品質保証研究所株式会社
剛心アーム工法・採光壁開口部補強
純粋な耐震補強工法(住みながら、廃材を極力出さないエコ耐震)
剛心アームは建物の外部に鉄骨を建て地中に1.3m〜1.5mを埋め込み、天井を壊さずにワイヤーで鉄骨同士を連結し建物の体力を上げ一階の構造材の変形を防ぐ。
また、建物を同一方向に揺れるよう設計し地震力を逃がし建物の倒壊を防ぐ。
採光壁は建物の弱い個所、開口部を補強する。敷居、床の一部を撤去し薄型モルタル樹脂板を柱、土台に取り付け一時撤去した床材を利用し開口部を補強する。
仕上げは現況の建具の様に仕上げるので居住空間を損なわず補強できる。工期は2日間
東北テクニカルワーク株式会社
J-耐震開口フレーム・JBRA-1システム
J-耐震開口フレーム
開口部の機能を維持しながら、耐震補強が可能
JBRA-1システム
特殊シートの接着により、柱−土台−基礎等の接合部補強
地域ぐるみでの耐震化を目指すため、低価格できる補強工法を開発しました。
性能面においては、公的機関等による評価済み、実績大。
J建築システム 株式会社
環境と耐震に配慮した「ア・ラ・イエ」のリファービッシュ住宅
確実な耐震補強による住まいの安心・安全とともに、街並全体の維持保全を目的としています。
東急田園都市線沿線地域の住宅ストックの活性化に向け、誰もが欲しくなる中古・新築を超える中古住宅です。建物価格は周辺物件の2割程度安く販売できます。
新築にある便利さは必ずあって、更に新築にない特徴を持たせています。
東京急行電鉄株式会社
CATV向け緊急地震速報システム「CATV Catfish」
ご家庭の専用受信端末に配信し、24時間365日予測震度と予測到達時間を音声によりお知らせするシステムです。
CATV Catfish はCATV のケーブル網を通して利用できる高度利用者向け緊急地震速報システムです。現在87 局のCATV で導入頂いております。
8 月に外部機器と接続できるCatfish 拡張ユニットを発売致しました。
ネクストキャディックス株式会社
ぼうさいカフェを開きませんか?
「ぼうさいカフェ」とは、防災に関心がない方へ、敷居を低くし、楽しんで学習できるようなイベントです。
工夫を凝らしたプログラムをご紹介致します。
日本ミクニヤ株式会社
免震性防災貯水槽「MBSシステム」
1.どんな大地震が来ても中の貯水を絶対に逃さない。
2.平時の環境(緑地への潅水などに再利用)と有事の緊急用水に活用できる。
地震や、風水害等のわが国の自然災害リスクに関する関心が高まっている。災害対策の中でも緊急用水の確保は愁眉の課題である。
当社のMBSシステムは、どんな大震災が来ても中の水を逃さない。絶対に安心できる貯水システムである。
物林株式会社・松尾橋梁株式会社・シンシンブロック株式会社
タタメット、タタメットキッズ、イーケース
タタメットは日本で始めて保護帽検定に合格した折りたたみ式ヘルメット、イーケースは、多機能なタタメット収納ケースです。
タタメットは、収納性に優れ、畳んだ状態からすぐに立体化できる折りたたみ式のヘルメット(保護帽検定合格品)です。
また、機能性、デザイン性に優れた防災用品も展示します。
株式会社イエロー・株式会社グランデックス
※パンフレットの掲載順に掲載しています。
「耐震・くらしの防災展」のパンフレットダウンロード(PDFファイル 187KB)
問い合わせ先
財団法人日本都市センター 管理部庶務課
メール:kanri@to
shi.or.jp
所在地:東京都千代田区平河町2-4-1
電話番号:03-5216-8764・8763 / ファクス:03-3265-8223
東京いのちのポータルサイト事務局(担当:寿乃田、鍵屋、小田)
お問い合わせ:耐震グランプリに関するお問い合わせフォーム
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿6-7-1エルプリメント新宿209
電話番号:080-5544-1500 / ファクス:03-5913-7251